最終更新日 2023年10月1日
工場の中を歩いていると人の姿が見えなくても機械が動いている事が良くあります。コンピュータで産業ロボットを動かし生産ラインを自動化、効率化を目指す事をFAと言います。
FAを行う事により多くのメリットがあり、人が携わる事を最小限に抑えられるため安全性の確保やコンピュータやロボットによる正確な作業により生産商品の品質向上、人員不足の解消、製品コストダウン等があげられます。
需要の多いファクトリーオートメーション
物を生産する時に人が加工や組み付けを行う事によって物が出来上がります。しかし、人口の減少に伴い製造業の就職者が減少傾向にあります。就労者が減少するなか人材をいくら募集しても人が来ないと言う事を、よく耳にします。しかし、物を生産するにも人がいなければ生産する事ができず、その結果業績が低迷する可能性もあります。
円安、円高やアジア諸国の内政によって海外で生産から国内生産へと切り替える会社も増えているとの事です。国内生産に切り替えると言う事は工場を建て生産機器を入れ、新しい人材を確保する必要が出て来ます。
これらを考えると人材不足解消、安定的な生産活動をするにもFAが必要となる理由となります。FAの自動化を使用すれば２４時間の生産も可能となり、人材の管理等の心配をする必要もありません。センサー等を使用することにより機械でしかできない品質維持を保つ事も可能です。
ファクトリーオートメーションのデメリット
生産ラインを新規で立ち上げるとなれば、それなりのコストがかかります。さらにFAにする事によりさらにコストが高くなる可能性があります。なぜかと言うと、自動化することにより沢山のセンサーや搬送装置、ロボットなど人の代わりを務めるには機器がたくさん必要となります。
イニシャルコスト以外にもランニングコストも必要となります。装置を動かす電気代や故障した時に必要な修理費用なども必要となります。機器が故障した際は生産がストップしてしまうので生産性がなくなる事もあります。
産業PCの必要性
FAの現場が多くなる中、需要が多くなっているのがコンピュータです。生産ラインを制御させる心臓部分となるため重要な部分となります。
普通のパソコンと産業用のパソコンは何が違うのでしょうか。
- 油、水、埃など耐久性を兼ね備えている
- 365日毎日動いても問題がない設計
- 交換部品、長期的な補修が可能
オフィスや、自宅などで使用しているパソコンとは過酷な環境で使用されるので、それに対応したパソコンとなります。