2D図面から3Dモデル変換

3D図面

最終更新日 2023年8月23日

会社を長年やっていると、昔の2D図面が多く倉庫に眠っている事も多いかと思われます。パソコンが出てくる前は手書きで図面を書いていた方も多いかと思います。手書きの図面は予備がないので、紛失や破損が起こるとほぼ復旧は不可能な所かと思います。

パソコンの2DCADで図面を記載するようになってからは、データ保管する事が可能となりバックアップを行えば紛失、破損が起こっても予備データがあれば復旧は可能となりました。

2D図面では主に第3角法を使用しているので、3DCADでの奥行がありません。3DCADでは主にXYZ軸を使用して奥行を使用しているので、パーツが立体に見える形となります。

では2Dの図面を3DCADで使用するにはどうすれば良いのか。結論としては3Dにモデリングする必要があります。これは手書きの図面もパソコンで制作した図面も、2D図面と言う事で3DCADで操作をしようとすると変換作業が発生してきます。

2D図面からモデリングするには

手書き図面では、いちから制作する必要がありますが、パソコンで制作した2D図面があれば、負担軽減が可能かと思われます。2DデータのDXFデータを3DCADで読み込み奥行きを制作するば、3Dモデリングを完成させる事が可能です。

2D図面より3Dモデリングの強みとは

2D図面から3Dモデリングを制作しておけば、干渉や強度解析などを行う事も可能となります。データもバックアップしておけば紛失や破損を防ぐ事も可能となります。

2D図面ですと、この断面図がほしいとなるとその視点の図面を増やす必要がでてきます。そして図面が増えるたびに管理ファイルも増え、管理する事が大変となってきます。3DCADの場合断面図が欲しくなったとしても、指定した場所を選択するだけで簡単に表示される事ができます。さらに新しいデータが必要ないので、管理も簡単となります。

打ち合わせ時でも立体的にみる事が可能なので、周りとのコミュニケーションも軽快となると思われます。

3D変換

アッセンブリの3D変換は?

部品の数が数点であれば問題なく3Dに変換する事は簡単かと思われます。しかし、アッセンブリの機械1台分となると、話は別かと思われます。部品点数が多くなるとそれなりに3Dに変換する際にも、操作時間が必要となります。部品図を1点1点3Dに変換したあと、アッセンブリにて組み立てる必要があります。そのような仕事も引き受けていますので、ご相談ください。