SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)とは?

最終更新日 2023年9月9日

昔はHDDの円盤の磁気データを使用していましたが、最近ではUSBメモリーと同じメモリーチップにデータを保管する事が多くなりました。機械、装置、治具の設計を行うためにも大切な部分となります。

SSDのメリットは?

メリットとしては、やはり読み書きの速さが早い事です。HDDを比べると格段と早くなっており、大きなCADデータを開く時は時間が短縮されます。そして動作音が静かで動いてくれます。

初めてSSDにしたときに、Windowsの立ち上げがすごく早いと実感しました。Windows MEの時には立ち上げに、ひどい時は3分以上かかっていた事を覚いだします。それから比べれば飛躍したなと思います。

ハードディスクは磁気ディスクを使っていたため、いろいろな課題がありました。一番の問題は衝撃に弱い所だと思います。デスクトップのパソコンはそれほど持ち運ぶ事が無いので、対衝撃は問題ないかと思います。しかし、ノートパソコンは基本持ち運ぶので、衝撃は免れない問題となります。SSDになった事で衝撃には強くなったと言われますが、上から落とすなど、SSDにも限界がありますので、注意が必要です。

あとは消費電力が少なく済むことです。外付けのSSDでしたらノートパソコンからUSB経由での電力供給も少なく済み、バッテリーが長時間持つことになります。

ssd

SSDのデメリットは?

デメリットとしては、最大容量が小さく、そして高価と言う部分です。ハードディスクに比べて容量あたりの値段は高くなります。あとは大容量のSSDの種類が少ないことです。ハードディスクだと、大容量を作る技術はあるので種類が豊富ですが、SSDはまだ大量生産にこぎつけていません。そして、SSDのフラッシュメモリーは劣化する事が言われています。劣化する事により、使う事ができる期間が短くなってしまうことになります。

3DCADを読み取りさせる時はSSDで、バックアップはHDDと仕分けるとお互いのメリットを補える事ができるかと思われます。

機械設計での優位性

3DCADを使っているとやはりデータの重さに直面する事があります。特に大きいワークを取り扱う場合は中間ファイルに変換してから使用するので、自然とデータの重さが大きくなります。

cpu、メモリを早くしたとしても、やはり記憶装置が遅いとその分タイムロスが生じます。さらに今までのハードディスクは衝撃に弱ったので、データ保護の観点からも力を発揮できるかと思います。