CADデータのPDFの変換

pdf

最終更新日 2023年8月23日

機械設計でPDFデータ変換は重要となります。なぜかと言いますと、DXFやDWGで相手側にデータを送信しても、データを開く際に文字化けが生じてしますからです。なぜ文字化けが生じてしまうかと言いますと、使用しているソフトウェア、ハードウェアに文字のフォントが存在しない、又は違うフォントを選択してしまうことにより文字が化ける症状がでます。

イラストレータなどのソフトウェアではフォントをアウトライン化してフォントを図形化させて文字化けを防いだりする事も可能です。では機械設計でのCADではどのような点に注意しなければいけないのか考えてみましょう。

文字化けを防ぐにはどのようにすれば良いのでしょうか。まず考えられのはフォントを埋め込む方法です。PDFデータにフォントのデータを埋め込むことによりどのパソコンで開いても文字化けを起こす事なく的確に図面を閲覧する事が可能です。

しかし、文字データをPDFデータ内に注入するので自然とファイルデータサイズが重くなっていく事があります。また、フォントによってライセンス条件を持つものもあるので、埋め込みが制限される事があります。

PDFで注意することは

PDFを生成するにはアドビ社の有料ソフトウェアが一般的ですが、その他にも無料のPDFの生成ソフトウェアも存在します。なぜ無料なのかはいろいろと情報があるので、調べて頂きたいかと思います。私も無料のPDF生成ソフトウェアで変換を行っております。

フォントも文字化けはいろいろと障害がでるので、フォントを埋め込むかTrueTypeフォントダウンロードオプションでアウトラインをしっかりと行い、文字化けのない機械図面を目指す事が重要かと思われます。

フォント

フォントの埋め込みされているかの確認方法

Adobe acrobatのソフトウェアにてファイルを開きます。「文章のプロパティ」>「フォント」をクリックして(この文章で使用しているフォント)欄に埋め込みサブセット、又は埋め込みと表示がされていれば問題ありません。

埋め込みサブセット、埋め込み表示がされていなければ、フォントは埋め込まされていません。