機械設計のデータバックアップは?

サーバ

最終更新日 2023年8月27日

大事なデータが壊れたり、ウイルスにかかって使えなくなった場合のデータのバックアップはしていますでしょうか?ここ最近では手元のハードディスク、フラッシュメモリー以外にクラウドなどが出てきています。では3DCADデータをどのようにバックアップすれば良いのか考えてみましょう。

データを安全に管理するためには

近年ではネットワークに接続しているため、ハッキングやコンピュータウイルスに感染したりリスクが高くなっています。そのため機械設計のデータバックアップをし、安全に運用する必要があります。

昔ながらの方法としては社内LANを配置して定期的にバックアップをとる方法です。この方法は最初にイニシャルコストはかかりますが、ランニングコストは抑えることが可能です。ただ構成やセキュリティなどは自分たちで行わなければならないので、ある程度の知識が必要となってきます。

通信速度の向上にともなってクラウドを使ったバックアップも主流になりつつあります。遠隔地にデータを置くので水害など災害には強いとされます。

初期投資も抑える事ができるので、設備費用は浮きます。拡張も容易で契約容量を増やす事も可能です。ただ契約内容によってはランニングコストが高額になる可能性もあります。

ハードディスク

3DCADデータのバックアップに適しているのは?

機械設計で使用する3DCADデータは容量が大きいため、ある程度の容量が必要となってきます。容量節約のため圧縮してデータを保存する事もできますが、あまりお勧めしません。なぜならばデータが大きくデータが壊れる可能性が高いからです。私も何度か解凍に失敗してしまった経験があります。

ですので、最低でも1TBの容量があると頼もしいかと思われます。さらにバックアップの装置を準備していても、定期的にバックアップをしなければ意味がありません。手動でバックアップをするよりも自動で定期的にバックアップをとれるシステムを構築することが大切かと思われます。

あとはバックアップしたデータと元データをできる限り離れた場所に保管する必要があります。ここ最近では水害など災害が多いので同じ場所に置いておいて両方とも使用不可になってしまっては大変です。

最近ではクラウドでデータ管理をすることも多くなりました。もちろんデータのバックアップにも使用ができるので、便利かと思われます。しかしデータをクラウドに保存しておくと、セキュリティ設定などしっかりしておかないと個人情報の流出が発生してしまうので、管理が重要になります。

ウイルスやハッカーなどデジタルでは危険がたくさんあります。機械設計で一度制作した設計図などを安全に保管するためにも、再度バックアップを考えてみても良いかもしれません。

バックアップソフトは便利

バックアップを手動でおこなうとバックアップをする事を忘れてしまう事が多々あります。万が一ハードディスクが壊れてしまい、いざという時にデータが最新でなければ意味がありません。そのような事を避けるためにも自動でバックアップをしてくれるソフトウェアが便利です。

ソフトウェアによりますが、その時間になったらバックアップを自動で起こしてくれたり、曜日、日時などで設定することも可能です。自動でおこなってくれるので、バックアップをし忘れる事もないので安全かと思います。

どのようにデータバックアップを行えば良いのか?

従業員がたくさんいるとどのようにデータを管理、保存を行えば良いのか迷う所です。まずはデータ管理のルールをしっかりする事が大事かと思われます。

例えばディレクトリ、ファイル名を統一させ、データのバックアップは別のハードディスクに行うなどルールを設ける事です。そして万が一データに損害が出た時に、迅速にデータが復旧ができる体制も必要となります。

データをバックアップしていても、どのようなプロセスで復旧させるかが決まっていないとなかなかデータを復旧する事が難しくなります。