機械設計の外注(アウトソーシング)

外注

最終更新日 2023年8月24日

近年、大きな会社や小さい会社など事業を外注(アウトソーシング)に発注する事も珍しい事でもなくなりました。機械設計の業務もこの内に入る分野だと考えられます。外注に適した業務を外注に任せる事によりメリットも多々あります。外注のメリット、デメリットは何なのか考えたいと思います。

外注(アウトソーシング)のメリット

まず考えられる事は人手不足により人材を配置できず、実際の利益に結びつく部分を外注によって人材を補い利益を確保する事が出来る事だと考えられます。

近年では高齢化に伴い技術者が不在になってしまう事をよく聞きます。さらに若い人も転職を繰り返すのが当たり前になってきた現在では、良い人材を確保しても長年働いてもらえるかどうかもわかりません。人材が不足した部分に外部から力を借りて事業を回す事が一番のメリットかと思われます。

さらに人件費、設備費など、繁忙期のみなど固定費用を節約できる事も考えられます。新入社員を雇ったとしても即戦力になるのはほんの一部かと思われますので、教育に費やす予算、時間も省けるかと思われます。

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外注(アウトソーシング)のデメリット

外注先はその業務専門家ではありますが、社員ではないので仕事の進め方、希望する方向の意思疎通が伝わらない事があるかと思います。繁忙期以外など、常時発注をかけていると逆にコストが上がってします事も考えられます。一番の問題はいつもでも仕事を発注をして受注してもらえるかと言う事かと思います。タイミングによっては断られる事もあるので注意が必要です。

さらに使用している3DCADのソフトウェアが違う事もあります。SolidworksやAutodesk invertorなど世の中には多数のソフトが存在しているので仕方ないかと思われます。技術者も慣れたソフトが一番取り扱いやすいので、統一には高い壁があるかと思われます。

ここ最近ではパソコン上で全てのデータ管理をする事が当たり前の時代となってきました。データ管理の中で機密事項の管理が大事となってきますが、外注の企業に仕事を発注すると、どうしても個人情報の漏洩リスクが出てきます。外注先にお願いする時はデータの管理取り扱いをどうするかも相談する事が大事となります。

より良い外注の見つけ方は?

外注先もいろいろとあり、より良い外注先を見つけたいものです。ではどのように外注先を見つけるのか考えてみたいと思います。

外注先を選択するには複数の外注先を比較するのが一番早いかと思われます。なにを重点に選定するのかは人によってまちまちですが、比較する事により選ぶ基準もできあがってくるかと思われます。

最初のやり取りとしてはメールなどのやり取りになるかと思います。しかし、実際に会って対面で打ち合わせをしてみると、こちらの要望を聞いてくれるのか、コミュニケーションも円滑で行えるのか、いろいろとわかる事も多いかと思います。

機械設計の外注(アウトソーシング)も他の業種とほぼ同じ

いろいろな業種で外注を使用する事が多い中、機械設計の業種でも同じ事が言えるかと思います。定年退職される方が多くなる近年、その需要は高まっています。得意とする分野に外注を発注する事により、いろいろなメリットを得られますので一度検討してみてはいかがでしょうか。