体に優しい椅子の選定

機械設計 椅子

最終更新日 2023年9月25日

長時間CADなどの機械設計をやっていると腰や足、手首など負担がかかってきます。私も長時間椅子に座ってパソコンの前で作業していると、足が痺れたりしていました。これではまずいと思い、思い切ってデスクチェアを一新しました。

いい椅子とは?

椅子と言っても様々です。食事を取るときに使う椅子や、安らぐための椅子もあります。ではデスクワークで最適な椅子とは何でしょうか?座る座面が大きい、腰の支えがあるなどいろいろだと思います。でも一番大事だと感じたことが、自分の体に合っているかどうかです。人によって体格、体重は違っています。では椅子をどのように自分の体に合わせるのか。それを考えてみます。

椅子

体に合った椅子とは?

機械設計の3DCADを長時間操作していると、同じ体の部分に負担がかかる事に気づきました。それはタコになったりアザになりました。何が言いたいかと言うと、体が椅子に合わずに特定の箇所ばかりに負担がかかっていました。これを解消するためにいろいろビジネスチェアを座って試しましたが、良い物に巡りあえませんでした。少し予算を上げて高めの椅子を検討した所、ある椅子に巡りあいました。

それらの椅子は座面、腰のサポート、肘掛けの高さ調節ができるタイプでした。座って試してみましたがいろいろ調節ができるので、痒い所に手が届く感じでした。一番良かったのが肘掛けの高さ調節ができた所です。今まで肘掛けはありましたが、高さ調節ができなかったのでマウスと肘の高さに差があり、そのため不快感な負担がかかっていました。それが肘掛けの高さを適正にしただけで、不快感がなくなり、マウスの操作が楽になりました。

高い商品は=良い商品?

高い椅子だと何十万円もする物もあります。確かに値段が高い分性能が素晴らしい物もあります。ですが、高いからといって自分に合うとは限らない事に気づきました。一番問題になったのが、座面の高さです。海外メーカーの商品は座面の高さが最低でも高く、自分の足に合いませんでした。

なぜかと言えば日本では靴を脱ぐので、その分座面が低くないと困る所です。あとは重さもアルミで作っているメーカーもあり、重厚感はありますが移動させるのが大変など、いろいろあるんだなと気づきました。一度周りの備品を見直すのも良いものですね。

スタンディングワークとは

海外のオフィスを見ていると、椅子が無く皆さん立ちながら仕事を行っている所をたまに見ます。これを通称スタンディングワークと言うみたいです。人間はやはり椅子などに腰かけると腰に負担がかかってしまうので、それだったら椅子を使わなければ良いのではとの発想かと思われます。

ただ長時間立っているので腰は問題なくても、足に疲労がたまってしまうみたいです。考えてみれば座って仕事したり、座り疲れたら立って仕事ができるようにハイブリッドの形も良いのかもしれません。ただこれを実現させるためには作業机の高さを変えられるタイプか、2台用意する必要が出てきます。

椅子の座面の修理も可能

椅子もいろいろな素材で構成されています。しかし、人間の肌が触れる部分は大抵柔らかったり、温もりがあるなどの素材で出来ています。それ以外の部分はステンレス、木、アルミ、プラスチックなど様々です。

では椅子を使用続けているとどうなるかと言うと、どうしても座面部分の摩擦等で破れたりする事があります。しかし、椅子の座面は大抵張替が可能ですので、椅子の張替業者さんに相談することも良いかと思います。

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