メモリとは?

メモリ

最終更新日 2023年8月30日

メモリとは直接演算するための主記憶装置となります。大きなデータを扱うほどメモリーが大きくなければ素早く計算する事ができません。3DCADの設計でもパーツ点数が増えるほどデータは大きくなっていきます。質量計算や解析などを行うとさらに負担が大きくなります。装置設備も大きくなればなるほどメモリが必要となってきます。機械設計で小さな治具が多数必要になった時も同じ事が言えます。

メモリの大きさは16GB、32GB、64GB、128GBなど大きくなるほど価格は高くなります。OSも64bitでなければ大きなメモリを取り扱う事はできません。なかなか組み合わせが難しいです。

メモリのECCとは?

ワークステーションで良く聞くのがECC「error checking and correction」です。これはメモリーに発生したエラーを訂正する機能です。サーバーや解析などで力を発揮するECCですが、通常のビジネスなどではまず必要がないかと思われます。なぜならば1つのデータを長時間によって処理する事が少ないためです。3DCADでも用途によっては必要になりますが、そこまで必須ではないので余裕があれば搭載できれば間違い無いかと思われます。

ECCを搭載するにはマザーボード、CPU、なども対応しているものを選択する必要があり自然とワークステーションの値段が高くなってしまします。

メモリー

メモリの必要な大きさは?

メモリの数字の大きさを選択する時は迷う所です。windowsのみだけ使うならともかく、3DCADなど大きなソフトウェアとなると使用するメモリが必然的に大きくなります。多くのCADソフトメーカーの推奨サイズは16GB以上を示しています。では16GBで足りるのでしょうか。正直微妙な線です。経験上大きなワークを開く時にギリギリになる事もあったので、できれば32GBをお勧めします。32GB以上もありますが、値段が高くなってしまうのでバランスを考えた方が良いかと思います。

PCを購入後、メモリを増設はあり?

個人的にはお勧めできません。なぜならば購入してからメーカーによりますが、蓋をあけた時点でメーカー保証の対象外になる可能性があるからです。経験がある人でもメーカー保証期限内ならば避けたいものです。最初からメモリを大きくしておけば、設備装置が大きくなったとしても十分に対応ができ余裕のある機械設計ができます。

さらにメモリの空きスロットの確認や形状規格も確認する事が必要となります。スロットに空きがなければもちろん増設は不可になります。また形状規格もDDR4、DDR3などいろいろと規格があり、選定を間違えると差し込みができないなど不具合の元となってしまします。

上記の問題が問題なければ増設してみるものもありかと思われます。