3DCADの操作を早くするショートカットキーとは?

ショートカットキー

最終更新日 2023年8月11日

3DCADを操作しているともっと操作を早くすれば完成も早くなるのにな、と感じた事が多々あります。機械設計をしていると、そう考える方も多いと思います。では何をすれば早くなるのか?考えてみたいと思います。

ショートカットキーを使用すれば早くなる

機械設計の3DCADにはいろいろとユーザー自身で細かい設定ができる項目があります。なかでもショートカットキーの設定ができるならば、ぜひ活用する事をお勧めします。

ショートカットキーとは何かと言いますと、ある動作をする場合にマウスのカーソルを動かして、左クリックを押す、これが一連の作業動作とします。これを例えばCtrl+Rボタンで一連の作業動作ができる事になればどうでしょうか。

今までマウスのカーソルをわざわざ動かしてクリックを押す作業が、Ctrl+Rボタンを押す事により一発で完了する事になります。時間で言うと0.5秒~1秒の差かもしれません。ですが、塵も積もれば山となるのことわざですが、時間効率は確実に上がります。機械設計の完成が早くなれば次の工程が早くなります。

何をショートカットキーに埋め込む?

ショートカットキーを設定する時に悩むのが、何を設定すれば良いのか分からなくなる事です。3DCADのソフトウェアの種類にもよりますが、お勧めするのがビューの位置固定です。

正面図、上面図、側面図、背面図、アイソメ図などをキーボードに登録すれば、すぐに画角を変更して表示する事が出来ます。これがかなり便利でキーボード位置をビューの位置に合わせれば、機械設計を楽にイメージ位置を確認する事ができます。

ショートカットキー

マウスのボタンに組み込む事も可能

ショートカットキーを設定しても、なかなかキーボードだと押しにくいと言う不満が出て来ます。ではもっと良い改善はないかと考えるとマウスのボタンに組み込む事も可能です。

私が使用しているゲーミングマウスには右クリック、左クリック、スクロール以外にボタンが5個付いています。さらに設定によっては5個のボタン×切り替え3パターンがあるので、15種類のショートカットキーを設定する事が可能です。

機械設計をするにあたって、そんなに使う事があるの?と思われがちですが、それでも足りないなと感じる事もあります。コピー、ペースト、Enter、Deleteなどショートカットを埋め込むだけで4個のボタンが必要となってしまいます。

3DCADではソフトウェアにもよりますが、多くの操作が伴います。その時にマウスのボタン1個を押すだけで完了ができれば作業効率がかなり上がるかと思います。

3Dマウスを使用すると早くなる?

3Dマウスを使用すると早くなるかと言えば、かなり早くなります。なんと言っても右手のマウス以外で、左手で操作ができるのでレスポンスがかなり違います。ではなにが出来るのか?と言いますと機械設計を行う場合に最も使用する、モデリングの回転、拡大、縮小、移動などを左手で行う事が出来ます。

さらにボタンが付いているので、ショートカットキーを設定することができるので、さらに操作が楽になります。結果右手の負担も減り、操作がスムーズになりました。

性能の高いパソコンを導入する

いろいろとショートカットキーを埋め込むなど、CADオペレータ自身が早くできる内容を記載してきましたが、これ以外にも重要な事があります。

パソコンの処理能力を上げることです。なぜかというと、操作する人自体が早く操作したとしても、パソコンの処理時間を待つ事になるとせっかくの時短も無駄になりかねない事となります。性能の高いパソコンを導入する事により操作のブランクも発生しづらくなるので、ストレスフリーの操作が可能となります。